議案情報

令和5年6月9日現在 

第211回国会(常会)

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議案審議情報

件名 二千二十二年の国際コーヒー協定の締結について承認を求めるの件
種別 条約
提出回次 211回 提出番号 10

 

提出日 令和5年3月10日
衆議院から受領/提出日 令和5年5月12日
衆議院へ送付/提出日  
先議区分 衆先議
継続区分  

 

参議院委員会等経過
本付託日 令和5年6月5日
付託委員会等 外交防衛委員会
議決日 令和5年6月8日
議決・継続結果 承認

 

参議院本会議経過
議決日 令和5年6月9日
議決 承認
採決態様 多数
採決方法 起立

 

衆議院委員会等経過
本付託日 令和5年4月25日
付託委員会等 外務委員会
議決日 令和5年5月10日
議決・継続結果 承認

 

衆議院本会議経過
議決日 令和5年5月12日
議決 承認
採決態様 全会一致
採決方法 異議の有無

 

議案要旨
(外交防衛委員会)
二千二十二年の国際コーヒー協定の締結について承認を求めるの件(閣条第一〇号)(衆議院送付)要旨
 この協定は、二千七年の国際コーヒー協定の有効期間が二〇二四年(令和六年)二月一日までとなっているため、これに代わる新たな国際コーヒー協定として、二〇二二年(令和四年)六月九日に国際コーヒー理事会(以下「理事会」という。)の第百三十三回会合において採択されたものである。
 この協定は、前文、本文五十五箇条、末文、一の附属書及び理事会決議第四百七十七号から成り、国際コーヒー機関の組織、コーヒーに関する情報の交換、持続可能なコーヒー産業の実現のための国際協力及び官民連携等について定めるものである。二千七年の国際コーヒー協定との主な相違点は、次のとおりである。
一、この協定が貢献すべき開発目標の一つとして持続可能な開発目標(SDGs)が特記され、また、コーヒー生産者(特に小規模コーヒー生産者)の繁栄を目的とした支援について新たに規定されるなど、コーヒー産業を持続的に発展させることに重点が置かれた。
二、二千七年の国際コーヒー協定において理事会の下に設置されていた消費振興及び市場動向に関する委員会及び事業計画に関する委員会が廃止され、新たに経済に関する委員会が設置された。また、補助機関である民間部門諮問委員会及びコーヒー産業における金融に関する協議のフォーラムが廃止され、新たに賛助加盟員会及びコーヒー官民作業部会が設置された。
三、各加盟国が有する票数について、各加盟国のコーヒーの輸出又は輸入の数量に基づいて決定する方式から、輸出又は輸入の数量及び価額に基づいて決定する方式に変更された。また、各加盟国が支払う分担金の額について、各加盟国が有する票数に比例させる方式から、各加盟国のコーヒーの貿易の数量及び価額に基づいて決定する方式に変更された。
 なお、この協定は、加盟輸出国の総票数の三分の二以上を有する署名政府及び加盟輸入国の総票数の三分の二以上を有する署名政府が、批准書、受諾書又は承認書を寄託した時に確定的に効力を生ずる。
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