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参議院のあらまし

列国議会同盟(IPU)

組織及び運営

 IPU会議の定例会議は、現在、原則として毎年2回春と秋に開催され、この中で本会議、常設委員会、評議員会、執行委員会などが開かれます。公用語は英語及び仏語で、事務局本部はジュネーブ(スイス)に置かれています。

○本会議
 総会としての性格を持ち、各国代表団全員で構成されています。
○常設委員会
 所管の議題の審議、最終本会議に上程する最終決議案の起草・作成のための機関で、実質的な審議がここで行われます。
  第1委員会(平和及び安全保障)
  第2委員会(持続可能な開発)
  第3委員会(民主主義及び人権)
  第4委員会(国連)
 各委員会は各国代表1名(他に代理委員1名)から構成されています。
○評議員会
 IPUの活動を決定し、その実施を監督する機関で、各国代表3名から構成されています(ただし、どちらか一方の性のみの場合は1名に限定されます)。
○執行委員会
 IPUの執行機関で、IPU議長、選挙された15名の委員及び女性議員会議調整委員会委員長から構成されています。
○女性議員フォーラム
 女性の政治参加の促進等に関する討論を行う機関で、各国代表団に属する女性議員(男性議員も参加可能)から構成されています。
○若手議員フォーラム
 IPU会議の審議及び決定に若手議員の意見を取り入れるための機関で、各国代表団に属する45才未満の若手議員から構成されています。

日本の活動

 日本国会は、原則として、会議ごとに、衆参両院の議員で構成される日本国会代表団を派遣しています。
 また、これまで日本では、IPUの定期会議が、昭和35年(1960年)の第49回会議と昭和49年(1974年)の第61回会議の2回開催され、平成6年(1994年)には「持続可能な地域開発のための科学技術に関するIPUアジア・太平洋会議」が、平成27年(2015年)には「IPU世界若手議員会議東京会合」が開かれました。また、平成17年(2005年)にIPU「ASEAN+3」東京会議が開催され、東アジア地域が抱えるテロ、国境を越える犯罪、経済問題、環境問題等の共通課題について討議が行われました。

国際会議の概要、報告書等の情報へのリンク