私たちは、「参議院七十周年記念子ども国会」に全国から集まりました。各委員会では、「私たちがつくる未来」を共通のメインテーマとして、「家族・ふるさと」、「世界の人とのつながり」、「安心な社会」、「オリンピック・パラリンピック」、「いのち・環境」、「発明・発見」について、それぞれ活発に話合いを行いました。この子ども国会での議論を通じ、より良い未来を開くため、私たちは、次のとおり宣言します。
一、家族やふるさとを大切にするために
私たちは、家族やふるさとが大好きです。家族や地域の人とふれあい、ふるさとの自然や伝統を大事にしていきます。そして、ふるさとのことをよく学び、その魅力を広めていきます。
二、ことばや暮らしが違う人と仲よくしていくために
私たちは、世界の人たちと理解し合い、お互いの違いを尊重することが大切だと考えます。そのために、積極的に世界の人たちと交流し、相手の文化やことばを学び、日本のことも伝えていきます。
三、みんなが安心して生活できる社会にするために
私たちは、お年寄りや体の不自由な人の気持ちを理解し、地域の様々な人たちとのきずなを深めていきます。それにより、災害時の助け合いや防犯につながり、みんなが安心して暮らすことができると考えます。
四、オリンピック・パラリンピックを成功させるために
私たちは、来日する人や障がいのある人が困らないように様々な工夫をし、日本全体で大会を盛り上げることが大切だと考えます。また、文化やおもてなしの精神など日本の魅力を発信していきます。
五、いのちや環境の大切さを知ってもらうために
私たちは、ほかの生き物のいのちや地球の環境を守り、持続可能な社会を作っていきます。そのために、自然を守ること、地球温暖化を防ぐこと、ゴミを減らすことなどに積極的に取り組みます。
六、便利な社会にするための発明、発見を行うために
私たちは、不便で困っている人を助けるには、どんな発明や発見が必要か、常に考える姿勢を持ち続けます。また、新しいことを始めようとしている人を応援する制度や環境づくりが大切だと考えます。
一人一人の力は小さくても、みんなで力を合わせて行動すれば、とても大きな力になります。私たちは、この子ども国会宣言を全国に発信し、みんなで手を取り合って、光り輝く未来へのかけ橋を築いていきます。大人の皆さんも、すべての子どもが希望に満ちた平和な世界になるようにお願いしたいと思います。