参議院は、ＯＤＡ調査派遣第４班（団長中村博彦議員、石橋通宏議員、二之湯智議員、松田公太議員及び山下芳生議員）を、平成２４年１月７日（土）から１５日（日）まで、ミャンマー、ラオス及びタイに派遣しました。

　 ミャンマーでは、テイン・セイン大統領、アウン・ミン鉄道運輸大臣、ソー・テイン工業大臣、ティン・ナイン・テイン国家計画経済開発大臣、ナンダー・チョー・スワ国民代表院副議長及びマウン・ミン外務副大臣並びにニャン・ウィンＮＬＤ中央執行委員、ゾーザム・チン民族党党首及びノー・タン・キャプ・チン進歩党党首等と会談し、民政移管後の民主化の状況、少数民族との和平交渉の進捗、ＯＤＡの再開等について意見交換を行いました。また、現地で活動する日本人ＮＧＯ関係者と意見交換を行いました。
　 さらに、ティラワ港及びティラワ特別経済区域予定地、手話通訳者育成のための社会福祉行政官育成プロジェクト、川魚等の小規模養殖普及による住民の生計向上事業、国立リハビリテーション病院におけるリハビリテーション強化プロジェクトを視察しました。

　 ラオスでは、ソムサワート副首相、パンカム教育スポーツ大臣、スカン・ビエンチャン特別市長、ソマート公共事業・運輸大臣及びラオス日本友好議員連盟並びにラオス商工会議所と会談し、ＡＳＥＭ首脳会議に向けた同国の取組、円借款の再開、人材育成及びインフラ整備に対する支援等について意見交換を行いました。また、現地で活動するＪＩＣＡ専門家、青年海外協力隊員及びシニアボランティアと意見交換を行いました。
　 さらに、ラオス国立大学において実施されているＩＴサービス産業人材育成プロジェクト、ビエンチャンバス公社、母子保健病院、気象レーダーを視察しました。

　 タイでは、キティラット副首相兼商務大臣、ウィラポン洪水対策委員長・元副首相、スラポン外務大臣及びスカムポン運輸大臣並びにロジャナ工業団地公社と会談し、昨年のタイの洪水被害に対する我が国の緊急支援の状況、被災した日系企業に対する支援、洪水からの復興及びＪＩＣＡによる治水対策マスタープラン等について意見交換を行いました。また、現地で活動するＪＩＣＡ専門家、青年海外協力隊員及びシニアボランティアと意見交換を行いました。
　 さらに、地下鉄ブルーライン、タイ国鉄、バンケン浄水場、ホンダ及びニコン工場の洪水被害状況を視察しました。