質問主意書

第217回国会(常会)

答弁書

内閣参質二一七第二〇〇号
  令和七年六月二十七日
内閣総理大臣 石破 茂


       参議院議長 関口 昌一 殿

参議院議員塩村あやか君提出消防団員の支援に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員塩村あやか君提出消防団員の支援に関する質問に対する答弁書

一について

 御指摘の答弁における「消防団員の御家族に対して表彰状とカタログギフトなどの記念品を授与する表彰制度を設けるなど、いろいろ創意工夫をしている例」については、消防庁ホームページに掲載し、既に周知を図っているところである。

 消防団員が家族の理解を得ながら、やりがいを持って活動できる環境づくりに地方公共団体がこうした事例を参考にしながら取り組むことができるよう、令和七年度中を目途に改めて通知等を発出し、地方公共団体に対し助言を行ってまいりたい。

二について

 消防庁においては、消防団設備整備費補助金の対象に、小型化・軽量化された資機材を追加してきたところであり、また、「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に向けた取組事項について」(令和七年一月三十一日付け消防地第六十六号消防庁長官通知。以下「消防庁長官通知」という。)において、地方公共団体に対し、全ての消防団員が比較的容易に使用できる小型化・軽量化された資機材の整備を促しているところである。

 引き続き、これらの取組を通じて、消防団の災害対応能力の更なる向上に取り組んでまいりたい。

三について

 お尋ねの「操法大会等の式典における政治家を始めとする来賓等の挨拶に伴う負担の軽減」については、主催者等において適切に判断されるものと考えており、御指摘の「操法大会」については、地方公共団体において消防団員の負担軽減を図るための様々な取組が行われているものと承知している。

 こうした取組を更に推進するため、消防庁長官通知において、「消防団の災害対応能力の強化、消防団員の負担軽減やそのご家族等の消防団活動への理解促進等の観点を踏まえ、地域の実情に応じた操法大会のあり方を検討いただきたい」と通知しているところであり、引き続き、「操法大会」における地域の実情に応じた消防団員の負担軽減を促進してまいりたい。