質問主意書

第204回国会(常会)

質問主意書


質問第一二三号

新型コロナウイルスのワクチン接種とG7参加者及び随行者に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  令和三年六月十六日

田島 麻衣子


       参議院議長 山東 昭子 殿



   新型コロナウイルスのワクチン接種とG7参加者及び随行者に関する質問主意書

 英国でG7(先進国首脳会議)が令和三年六月十一日から同月十三日まで英国コーンウオールで開催され、我が国からも多くの渡航者がいた。

 しかし、現在、世界では新型コロナウイルスが広がって多数の感染者が発生しており、多くの国で日本からの渡航者・日本人に対する入国制限措置が実施されている。また、新型コロナウイルスのワクチン接種も一部で始まっているものの、新型コロナウイルス感染症は死者も国内外で多く出ており状況は予断を許さない。

 そこで、G7の参加者及び随行者のワクチン接種の実施状況等について、以下質問する。

一 令和二年のG7はオンライン開催であった。本年は従来と同様に対面形式で開催された経緯を問う。

二 我が国以外のG7諸国の参加者及びその随行者の数と、そのうち新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた者の数を政府は把握しているか。もし把握しているのであれば、各国の参加者及び随行者の数と、そのうち新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた者の数は何人か。

三 我が国のG7への参加者及びその随行者の数と、そのうち新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた者の数は何人か。

四 我が国からの参加者及びその随行者に加えて同行した報道関係者のうち、英国入国時に新型コロナウイルス感染症の陽性者であることが判明したのは何人か。現在の新型コロナウイルス感染症の状況からすれば、英国内で我が国からの参加者等からコロナウイルスの感染が生じれば日本国への信頼の問題となると考える。把握していない場合は把握していない理由を示されたい。

五 新型コロナウイルス対策の観点から、英国で滞在する宿泊施設がどのような選定基準で選ばれたのか示されたい。

六 我が国からの参加者及びその随行者に加えて同行した報道関係者のうち、帰国時に新型コロナウイルス感染症陽性者がいるかどうかを政府は把握すべきと考えるが、政府の見解如何。また、判明した人数と、その濃厚接触者の人数を承知しているのであれば示されたい。

  右質問する。