質問主意書

第204回国会(常会)

質問主意書


質問第二六号

ベースメタルのリサイクルに関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  令和三年二月二十六日

塩村 あやか


       参議院議長 山東 昭子 殿



   ベースメタルのリサイクルに関する質問主意書

 国は、平成三十年六月十九日に閣議決定された第四次循環型社会形成推進基本計画(以下「基本計画」という。)において、ベースメタルやレアメタル等の金属のリサイクルについて、「鉄、アルミニウム、銅等ベースメタルのリサイクルを一層促進するため、高度破砕設備や合金成分も加味できる高度選別設備の開発・導入を支援するとともに、二次原料利用量拡大に資する基準等の検討を行う。また、レアメタル・レアアースをはじめとする金属についてクリティカリティを把握し、クリティカリティの高い金属について、回収システム構築の実証、リサイクル設備の導入支援等を行う」としている。
 しかし、現在、平成三十年の基本計画策定時からベースメタルやレアメタル等の価格は大きく変化しており、このままでは、現実とかい離し、リサイクルに向けた民間のモチベーションにも悪影響を与えかねないことを懸念している。
 以上を踏まえて、以下質問する。

一 ベースメタルやレアメタル等の金属のリサイクルの現状と課題について政府の認識を示されたい。

二 最新の価格動向を踏まえ、計画を早期に見直す必要があると考えるが、政府の認識を伺いたい。また、既に着手しているのであれば、具体的な道筋を伺いたい。

  右質問する。