質問主意書

第198回国会(常会)

答弁書


答弁書第三四号

内閣参質一九八第三四号
  平成三十一年四月十九日
内閣総理大臣 安倍 晋三   


       参議院議長 伊達 忠一 殿

参議院議員石上俊雄君提出政府の「可能な限り原発依存度を低減する」方針における「原発」の定義に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員石上俊雄君提出政府の「可能な限り原発依存度を低減する」方針における「原発」の定義に関する質問に対する答弁書

一及び二について

 お尋ねの「原発」については、商業用原子力発電所を念頭に置いたものであり、お尋ねの「加圧水型軽水炉(PWR)や沸騰水型原子炉(BWR)等の商業用原子力発電所」は、これに含まれるものと考えている。また、お尋ねの「次世代軽水炉」の意味するところが必ずしも明らかではないが、「欧州加圧水型原子炉(EPR)」については、既に商業利用段階にあるため、お尋ねの「原発」に含まれるものと考えている。

三について

 お尋ねの「軽水炉以外の開発・展開中の高速増殖炉、高温ガス炉、小型モジュール炉、核融合」については、現時点では商業利用段階にないため、お尋ねの「原発」に含まれないものと考えている。また、お尋ねの「核反応を利用するエネルギー生産システム、すなわち原子力一般」については、その意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難である。