質問主意書

第196回国会(常会)

答弁書


答弁書第二〇号

内閣参質一九六第二〇号
  平成三十年二月二十三日
内閣総理大臣 安倍 晋三   


       参議院議長 伊達 忠一 殿

参議院議員川合孝典君提出JR総連系労組への浸透が指摘され続けている革マル派の現状と実態に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員川合孝典君提出JR総連系労組への浸透が指摘され続けている革マル派の現状と実態に関する質問に対する答弁書

一及び二について

 お尋ねの「JR総連系労組」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(以下「革マル派」という。)は、共産主義革命を起こすことを究極の目的としている極左暴力集団であり、将来の共産主義革命に備えるため、その組織拡大に重点を置き、周囲に警戒心を抱かせないよう党派性を隠して基幹産業の労働組合等各界各層への浸透を図っており、例えば、全日本鉄道労働組合総連合会及び東日本旅客鉄道労働組合内には、影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が相当浸透していると認識している。

三について

 お尋ねについては、政府としてお答えする立場にない。

四について

 お尋ねの「JR北海道の経営に対する影響力の行使の実態」については、その意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難であるが、北海道旅客鉄道労働組合への革マル派の浸透実態については、現在、警察等において鋭意解明に努めているものと承知している。

五について

 北海道旅客鉄道株式会社からは、同社の経営や人事に対する北海道旅客鉄道労働組合の影響力が強まっているとは聞いていない。

六について

 お尋ねについては、政府として承知していない。