第196回国会(常会)
質問第一九二号 安倍総理と米国カジノ企業トップとの接触に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。 平成三十年七月十八日 福島 みずほ
参議院議長 伊達 忠一 殿 安倍総理と米国カジノ企業トップとの接触に関する質問主意書 安倍総理は二〇一七年二月十日朝、全米商工会議所・米日経済協議会共催朝食会に出席した。その際に行われた、安倍総理と米国カジノ企業トップとの会話等について質問する。 一 米国側ビジネスリーダー参加者十四人の中に、ラスベガスサンズ会長兼CEOのシェルドン・アデルソン、シーザーズエンターテインメントCEOのマーク・フリッソーラ、MGMリゾーツ会長兼CEOのジェームス・ムーレンといった、米国カジノ企業トップ三人が参加していたことを、安倍総理は認識していたか。 二 安倍総理は本年六月一日の衆議院内閣委員会において、前記朝食会において「二〇一六年十二月にIR推進法が国会を通過し、公布、施行されたこと等を紹介した」と答弁しているが、本答弁の内容は事実か。また、IR推進法の現状を紹介した意図は何だったのか。 三 安倍総理は、前記米国カジノ企業トップ三人とどのような会話をしたのか、具体的に明らかにされたい。 四 前記朝食会と同日午後に行われた日米首脳会談において、米国トランプ大統領は安倍総理に対して「シンゾウ、こういった企業を知っているか」と話しかけ、前記カジノ企業の名前を挙げたとされているが、同大統領からこのような発言があったのは事実か。 五 前記四のトランプ大統領の発言が事実である場合、同発言に対して、安倍総理はどのように対応したのか。また、安倍総理は隣の側近に対して当該企業名のメモを取るように指示したなどと報じられているが、安倍総理が当該指示をしたのは事実か。 右質問する。 |