第195回国会(特別会)
質問第三九号 自衛官の採用及び定年に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。 平成二十九年十二月七日 牧山 ひろえ
参議院議長 伊達 忠一 殿 自衛官の採用及び定年に関する質問主意書 自衛官の採用及び定年について、以下の通り質問する。 一 防衛省が作成した平成三十年度概算要求に係る資料では、「募集広報・態勢の充実・強化」として十億円を要求するとしている。警察官、消防官、国税専門官等、独自の採用体系を有している他の公務員と比べて、自衛官の募集にかける経費は適正な金額であると考えているか、防衛省の考えを示されたい。 二 前記一に関連し、隊員自主募集用アプリの開発に〇・九億円、募集広報用動画の作成に二・三億円を要求しているが、これらの経費は、平均的な市場価格等と比べて割高となってはいないか。具体的な数値を提示しつつ見解を示されたい。 三 自衛官一人を採用するためにどのくらいの経費が掛かることになるのか、防衛大学校卒業生の採用、一般曹候補生試験からの採用等、採用の形態別に明らかにされたい。加えて、自衛官一人当たりの採用経費は、諸外国と比較し、どのような水準にあるのかも併せて明らかにされたい。 四 自衛官には若年定年制があるが、その意義や課題についての認識を明らかにされたい。 五 定年を迎え退職する自衛官のうち、若年定年制に基づき退職する者の割合を各階級別に示されたい。 また、若年定年制により退職した自衛官の再任用・再就職の状況と、自衛官のライフプランニングに対する防衛省の取組の現状を示されたい。 右質問する。 |