質問主意書

第193回国会(常会)

質問主意書


質問第三三号

金正男氏の死亡に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十九年二月十七日

有田 芳生   


       参議院議長 伊達 忠一 殿



   金正男氏の死亡に関する質問主意書

 北朝鮮の金正日元総書記の長男である金正男氏がマレーシアで死亡したことについて質問します。

一 政府は二〇一七年二月十三日にマレーシアのクアラルンプール国際空港で体調不良を訴え、死亡した北朝鮮国籍の男性が金正男氏であると認識していますか。そう認識しているならば、その根拠をお示し下さい。

二 政府は金正男氏が暗殺により死亡したと認識していますか。そう認識しているならば、その根拠をお示し下さい。

三 政府は北朝鮮がこれまでに実行した暗殺事件の中に、北朝鮮の工作員が直接手を下すのではなく、一般人を実行犯に仕立てて行わせた事件があったと認識していますか。そのような事件があったと認識しているならば、その事実関係を具体的にお示し下さい。

四 政府は金日成氏につらなる直系の人物が暗殺されたのは、金正男氏の暗殺がはじめてだと認識していますか。もしこれまでにほかの金日成氏直系の人物が暗殺されていると認識しているならば、その出来事が起こった日時と暗殺された人物の名前をお示し下さい。

五 政府は金正男氏の死亡によって北朝鮮の体制にどのような影響があると分析していますか。その内容をお示し下さい。

  右質問する。