質問主意書

第189回国会(常会)

答弁書


答弁書第二七〇号

内閣参質一八九第二七〇号
  平成二十七年九月十一日
内閣総理大臣 安倍 晋三   


       参議院議長 山崎 正昭 殿

参議院議員藤末健三君提出積極的平和主義の定義と英訳に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員藤末健三君提出積極的平和主義の定義と英訳に関する質問に対する答弁書

一及び二について

 御指摘の談話における「積極的平和主義」は、国家安全保障戦略(平成二十五年十二月十七日閣議決定)において、我が国の国家安全保障の基本理念として掲げているものであり、同戦略においては、「国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から、我が国の安全及びアジア太平洋地域の平和と安定を実現しつつ、国際社会の平和と安定及び繁栄の確保にこれまで以上に積極的に寄与していく」としているところである。「積極的平和主義」の下での具体的な取組としては、国際社会における人権擁護の潮流の拡大への貢献や、貧困削減、国際保健、教育、水等の分野における取組の強化などが含まれており、御指摘の「積極的平和」の考え方と重なる部分も多いと考えている。