質問主意書

第186回国会(常会)

答弁書


答弁書第一八〇号

内閣参質一八六第一八〇号
  平成二十六年六月二十七日
内閣総理大臣 安倍 晋三   


       参議院議長 山崎 正昭 殿

参議院議員福島みずほ君提出新型輸送機オスプレイの訓練参加中止と気象に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員福島みずほ君提出新型輸送機オスプレイの訓練参加中止と気象に関する質問に対する答弁書

一について

 御指摘の「自衛隊との合同輸送訓練」の意味するところが必ずしも明らかではないが、いずれにせよ、日米共同統合防災訓練等に係る米側とのやり取りの詳細については、米側との関係もあり、答弁を差し控えたい。

二から五までについて

 平成二十五年十月八日から十八日までの間に今津饗庭野中演習場において実施された「国内における米海兵隊との実動訓練」においては、垂直離着陸機MV二二オスプレイ(以下「MV二二」という。)が使用された。
 これに対し、同月二十五日に中国、四国及び九州地域並びにそれらの周辺海空域において計画された「日米共同統合防災訓練」においては、MV二二が使用される予定であったが、高知県の広い範囲で大雨(土砂災害)警報が発令されたことから、防衛省が各種災害に備えるため、当該訓練を中止した。また、平成二十六年二月七日に中国、四国及び九州地域並びにそれらの周辺海空域において実施された「日米共同統合防災訓練」においては、MV二二が使用される予定であったが、米軍が天候上の理由を含め総合的に勘案し、MV二二の使用中止を決定している。
 なお、同月二十五日から同年三月八日までの間に高田関山演習場及び相馬原演習場において実施された「国内における米海兵隊との実動訓練」においては、MV二二の使用について調整していたが、当該訓練の実施前に、米軍が運用上の理由により、MV二二を使用しないことを決定している。
 政府としては、米軍との訓練においてMV二二が使用されるに当たっては、今後とも関係する地方公共団体等に丁寧に説明し、理解を得ていきたいと考えている。