質問主意書

第185回国会(臨時会)

答弁書


答弁書第一二号

内閣参質一八五第一二号
  平成二十五年十月二十九日

内閣総理大臣臨時代理           
国務大臣 麻生 太郎   


       参議院議長 山崎 正昭 殿

参議院議員牧山ひろえ君提出待機児童対策に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員牧山ひろえ君提出待機児童対策に関する質問に対する答弁書

一について

 お尋ねについては、平成二十四年度補正予算において、安心こども基金の事業の一つとして、都道府県等が保育士の資格を有しながら保育士として保育所等で就労していない者の再就職等を支援する保育士・保育所支援センターを設置するための予算を計上しており、同センターにおいてこれらの者の現況を把握するとともに、再就職に関する相談・就職あっせん等を行っているところである。
 また、平成二十五年十月十六日に、厚生労働省において「保育を支える保育士の確保に向けた総合的取組」を公表し、従来の取組に加え、「保育士マッチング強化プロジェクト」として、公共職業安定所における保育士求人に対する求人充足サービスの強化、公共職業安定所と都道府県等との連携による保育士への就職支援等を新たに実施することとしたところであり、これらの取組を総合的に推進してまいりたい。

二について

 厚生労働省としては、御指摘の保育士の処遇の改善は重要であると考えており、御指摘の「保育士の処遇改善事業」については、平成二十六年度予算編成過程において、同年度の取扱いを検討することとしている。また、平成二十七年度以降については、子ども・子育て支援新制度の下で、保育士等の処遇の改善を含め、優先順位を付けながら質的な改善を図ってまいりたい。
 なお、お尋ねの事業における保育士確保に資する効果について定量的にお示しすることは困難である。