質問主意書

第183回国会(常会)

答弁書


答弁書第六三号

内閣参質一八三第六三号
  平成二十五年四月二日
内閣総理大臣 安倍 晋三   


       参議院議長 平田 健二 殿

参議院議員藤末健三君提出エネルギーコスト削減に向けた具体的なアクションに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員藤末健三君提出エネルギーコスト削減に向けた具体的なアクションに関する質問に対する答弁書

一及び二について

 御指摘の「アクションプラン」については、エネルギーの安定供給及びエネルギーコストの低減に向け、十の対策を掲げ、各対策については、着手可能なものから随時具体的な取組を進めている。個別の取組の内容としては、例えば、御指摘の「再生可能エネルギーの最大限の導入」については、環境アセスメントの迅速化に向けた検討等を進めており、御指摘の「安全が確認された原子力発電の活用」については、原子力規制委員会の専門的な判断により安全と認められた原子力発電所については、その判断を尊重し再稼働を進めることとしており、御指摘の「ディマンドリスポンスなどの効率的なエネルギーマネジメントシステムの普及」については、需給両面から電力管理を効率的に行うシステムの実証を行う予算措置等を講じている。また、御指摘の「電力システム改革」については、広域系統運用の拡大、小売及び発電の全面自由化、送配電部門の中立性の一層の確保等を順次進めることとしており、関連法案を今通常国会に提出することとしている。御指摘の「電力システム改革」により、電力の安定供給を確保しつつ電気事業者等の競争の促進等を通じて電気料金の抑制を図ることができるよう取り組んでいく。