質問主意書

第180回国会(常会)

質問主意書


質問第二一五号

国連持続可能な開発会議における外務大臣演説に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十四年八月八日

谷岡 郁子   


       参議院議長 平田 健二 殿



   国連持続可能な開発会議における外務大臣演説に関する質問主意書

 二〇一二年六月に、ブラジルのリオデジャネイロにおいて国連持続可能な開発会議(以下「リオ・プラス20」という。)が開催された。この会議における玄葉外務大臣の演説について、以下質問する。

一 リオ・プラス20は、地球規模の環境問題を背景としている。現在、地球規模の環境問題で日本が大きく関係しているものとして、東京電力福島第一原子力発電所の事故とそれへの対応がある。ところが、外務省のホームページに掲載されているリオ・プラス20における外務大臣演説を見る限り、原発事故についての言及はなされていない。世界各国が注視している原発事故問題について、何ら言及がなされなかった理由について明らかにされたい。

二 前記一に関連して、原発事故とその対応について、政府はリオ・プラス20の場でどのように説明したのか、明らかにされたい。

三 政府が提唱した「緑の未来」イニシアティブには、一般的な防災に関連する提案は含まれているものの、原子力防災に関する提案は含まれていない。この理由について明らかにされたい。

  右質問する。