質問主意書

第180回国会(常会)

質問主意書


質問第五〇号

野田首相の沖縄訪問に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十四年三月二日

糸数 慶子   


       参議院議長 平田 健二 殿



   野田首相の沖縄訪問に関する質問主意書

 野田佳彦首相は本年二月二十六日と二十七日の両日、沖縄県を訪れ、二十七日には仲井眞弘多知事ら沖縄県の政財界のトップと会談した。野田首相の沖縄県訪問における言動の全ては沖縄県民にとって極めて重要な意味を持つことから以下、質問する。

一 沖縄の地元紙の報道によると、野田首相は仲井眞知事との会談において、二〇〇八年十二月に一度開催された日米地位協定の改定を視野に入れた日米の連絡会議(以下「連絡会議」という。)の再開に言及したとされる。この際の野田首相による連絡会議の再開に関する発言の内容を一言一句明らかにした上で、日米地位協定の改定に対する政府の見解を示されたい。

二 野田首相は二月二十七日午後五時二十分過ぎには航空自衛隊那覇基地において民主党沖縄県総支部連合会(以下「県連」という。)の新垣安弘代表らと会談した。報道等によると、野田首相はその際にも連絡会議の再開にふれ、「地位協定で二つの運用を改善してきたが、改定に向けてテーブルを持ちたい」と話したとされる。県連との会談における県連側の出席者と、会談における日米地位協定の改定に関する野田首相の発言の一切について、政府の承知するところを明らかにされたい。

  右質問する。