質問主意書

第177回国会(常会)

答弁書


答弁書第一〇五号

内閣参質一七七第一〇五号
  平成二十三年三月十五日
内閣総理大臣 菅 直人   


       参議院議長 西岡 武夫 殿

参議院議員島尻安伊子君提出国際連合人口基金及び国際家族計画連盟への拠出の削減に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員島尻安伊子君提出国際連合人口基金及び国際家族計画連盟への拠出の削減に関する質問に対する答弁書

一について

 国際連合人口基金及び国際家族計画連盟への拠出(以下「基金等への拠出」という。)については、平成二十二年度予算においては、厳しい財政状況の下、各種の国際公約や様々な地球規模課題への対応の必要性等を総合的に勘案し、各国際機関等への拠出を検討した結果、邦貨額で対前年度比約二十三パーセント減となったものである。

二について

 基金等への拠出については、平成二十三年度予算においては、邦貨額では対前年度比約五パーセント減となっているものの、実際に拠出を行う米貨額では対前年度比同額を計上している。
 これは、厳しい財政状況の下でも、「菅コミットメント」等の国際公約等を踏まえ、実質的な拠出額の削減が生じないよう最大限配慮した結果である。

三について

 平成二十二年度予算及び平成二十三年度予算における基金等への拠出については、一について及び二についてで述べたとおりである。
 政府としては、人口問題への対処は、我が国が積極的な役割を果たすべき課題の一つと考えており、今後とも適切に対応してまいりたい。