質問主意書

第177回国会(常会)

質問主意書


質問第五六号

胃がんとヘリコバクターピロリとの関連を踏まえたがん対策に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十三年二月十日

秋野 公造   


       参議院議長 西岡 武夫 殿



   胃がんとヘリコバクターピロリとの関連を踏まえたがん対策に関する質問主意書

 我が国において、様々ながんの中で、胃がんによる死亡者が最多であったが、近年、肺がんによる死亡者が最多となっている。検診および医療機関等による早期発見・早期治療が進み、胃がん患者の死亡率は減少しているものの、胃がんの罹患患者はいまなお増加している。高齢者人口は今後も増加することから、胃がんの罹患患者は少なくとも当面増加することが予想され、胃がん対策が一層重要となることから、以下のとおり質問する。

一 胃がんの原因について

 ヘリコバクターピロリ感染と胃がん発生との関連は非常に強いと考えられるが、政府の見解如何。

二 胃がんの検診について

 ヘリコバクターピロリ感染と胃がん発生との関連が非常に強いのであれば、肝炎・肝がん対策において、肝炎ウイルスの検査を推進してきたように、胃がん対策として、検診にてヘリコバクターピロリ感染の検査を行うべきではないかと考えられるが、政府の見解如何。

  右質問する。