質問主意書

第174回国会(常会)

答弁書


答弁書第八三号

内閣参質一七四第八三号
  平成二十二年六月八日
内閣総理大臣 菅 直人   


       参議院議長 江田 五月 殿

参議院議員佐藤正久君提出全国知事会議における鳩山首相の尖閣諸島への日米安保条約適用をめぐる発言に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員佐藤正久君提出全国知事会議における鳩山首相の尖閣諸島への日米安保条約適用をめぐる発言に関する質問に対する答弁書

一及び二について

 尖閣諸島に関する我が国の立場は、先の答弁書(平成二十一年三月十七日内閣衆質一七一第一九四号)二及び三についてで述べたとおり、尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題はそもそも存在しないというものである。鳩山内閣総理大臣(当時)は、そのような我が国の立場を踏まえた上で、御指摘の会議において、尖閣諸島に関する米国の従来の見解について述べたものであり、「国益を大きく損なうもの」との御指摘は当たらないと考える。