質問主意書

第174回国会(常会)

答弁書


答弁書第七四号

内閣参質一七四第七四号
  平成二十二年六月一日
内閣総理大臣 鳩山 由紀夫   


       参議院議長 江田 五月 殿

参議院議員佐藤正久君提出普天間基地移設先の検証及び選定過程における経費支出に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員佐藤正久君提出普天間基地移設先の検証及び選定過程における経費支出に関する質問に対する答弁書

一について

 普天間飛行場の移設問題については、鳩山内閣総理大臣を始めとする関係閣僚等が米国政府及び沖縄県を始めとする関係地方公共団体等と様々な機会をとらえて協議、調整等を行ってきているが、関係閣僚等の米国及び沖縄県、鹿児島県等への訪問においては、必ずしも普天間飛行場の移設問題のみが扱われたものではないことから、お尋ねについて網羅的にお答えすることは困難である。

二について

 鳩山内閣としては、普天間飛行場の移設問題について、過去の日米合意、平成二十一年九月九日の「連立政権樹立に当たっての政策合意」及び安全保障上の観点も踏まえつつ再度検討することとし、関係する地元の理解を求めつつ、米国とも調整をして理解を求めた上で、政府として具体的な移設先を決定するとの考えの下、鳩山内閣総理大臣を始めとする関係閣僚等が必要な協議、調整等を行ってきたところであり、「支出は無駄遣いであった」との御指摘は当たらないと考えている。