質問主意書

第174回国会(常会)

答弁書


答弁書第七〇号

内閣参質一七四第七〇号
  平成二十二年五月二十一日
内閣総理大臣 鳩山 由紀夫   


       参議院議長 江田 五月 殿

参議院議員糸数慶子君提出沖縄戦に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員糸数慶子君提出沖縄戦に関する質問に対する答弁書

一及び二について

 いわゆる「沖縄戦」については、一般に、先の大戦において沖縄本島及びその周辺で行われた戦闘行為のことを指すものと承知しているが、政府として定義して用いている用語ではなく、お尋ねの点について政府として統一した見解は有していない。

三及び四について

 御指摘の前原内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)の答弁は、先の大戦において、我が国の領土における地上戦は、複数の地域において行われていることから、沖縄本島及びその周辺のみでそのような地上戦が行われたという認識は必ずしも正確ではないという趣旨を述べたものである。

五について

 先の大戦において、沖縄は国内最大の地上戦を経験し、多くの方々が犠牲となり、筆舌に尽くし難い苦難を経験されたと承知している。このような悲惨な経験を風化させることなく、次の世代に継承することが重要であると認識している。