質問主意書

第174回国会(常会)

質問主意書


質問第一六号

農地の基盤整備に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十二年二月五日

山田 俊男   


       参議院議長 江田 五月 殿



   農地の基盤整備に関する質問主意書

 自由民主党が、本年一月三十日千葉県にて「ふるさと対話」を開き、広く国民の声を聞いたところ、民主党政権による政策の急進な変更や重要な予算の廃止等により現場では大混乱が起き、様々な問題が生じていることが判明した。
 そこで、以下の事項につき質問する。

一 農業の基礎は農地であり、農地を良くしなければ農業は成り立たない。しかしながら、このたびの民主党政権下における予算編成では、耕作放棄地対策や農地集積事業について大幅な縮減がなされた。また、農地の排水事業や灌漑事業をはじめとする基盤整備事業については前年度比わずか三分の一となった。果たして、この予算で農業の現場が要望している排水事業や灌漑事業に対応できるのか。事業遂行にあたっての政府の考え方を示されたい。

二 また、この大幅に縮減された予算で、政策の重点としている食料自給率の向上がはかれるのか。はかれるとする論拠を示されたい。

  右質問する。