質問主意書

第169回国会(常会)

答弁書


答弁書第一〇〇号

内閣参質一六九第一〇〇号
  平成二十年四月二十二日
内閣総理大臣 福田 康夫   


       参議院議長 江田 五月 殿

参議院議員紙智子君提出矢臼別演習場内風蓮川水系のイトウ保護に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員紙智子君提出矢臼別演習場内風蓮川水系のイトウ保護に関する質問に対する答弁書

一について

 別海矢臼別大演習場内の風蓮川支流域における土砂流出対策事業については、矢臼別演習場・別寒辺牛川水系土砂流出対策等検討委員会での検討結果を踏まえ、平成二十年度予算において、三郎川流域の発生源対策に関する基本計画を作成するための経費として約千二百万円、玉川、楓沢及び樺沢各流域を対象とした堆砂測量、河川調査、自然環境調査及び施設予備調査のための経費として約五千万円をそれぞれ計上している。
 なお、今後、これらの測量及び調査を別海町に委託するかについては、現時点においては決定していない。

二の1及び三について

 別海矢臼別大演習場内の風蓮川支流域における土砂流出対策事業における、イトウの遡上等に配慮した既存のダムの改良等の具体的な施策については、現在、専門家や学識経験者の意見を聴くことも視野に入れつつ検討しているところであり、既存のダムの具体的な改良内容等について確たることをお答えする段階にはない。

二の2について

 別海矢臼別大演習場内の風蓮川支流域における土砂流出対策事業における具体的な施策については、イトウの生息環境の保全に関する各方面の研究結果も参考にしつつ、適切に検討してまいりたいと考えている。