質問主意書

第168回国会(臨時会)

質問主意書


質問第二二号

サンフランシスコ講和条約の位置付けに関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成十九年十月十一日

藤末 健三   


       参議院議長 江田 五月 殿



   サンフランシスコ講和条約の位置付けに関する質問主意書

 サンフランシスコ講和条約の条文の最後の文章は、英文では「DONE at the city of San Francisco this eighth day of September 1951, in the English, French, and Spanish languages, all being equally authentic, and in the Japanese language.」となっている。日本語訳では「千九百五十一年九月八日にサン・フランシスコ市で、ひとしく正文である英語、フランス語及びスペイン語により、並びに日本語により作成した」となっているが、これを踏まえて以下質問する。

 我が国政府は、日本語版を正文に準ずるものとして締約国の承認を得た上で、条約に調印している。また、現在条約締結国に保管されている条約認証謄本は日本語版を含む四か国語のものとなっている。しかし、英語版を読む限りにおいては、日本語版は正文ではなく、それに準じる取扱いになっているのではないか。日本語版は、国際的に正文として取り扱われているのか、あるいは正文に準じた取扱いになっているのか、明確に示されたい。

  右質問する。