質問主意書

第161回国会(臨時会)

質問主意書


質問第一七号

名目金利と名目成長率との関係についての政府の見解に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成十六年十二月一日

大塚 耕平   


       参議院議長 扇 千景 殿



   名目金利と名目成長率との関係についての政府の見解に関する質問主意書

 竹中平蔵経済財政政策担当大臣は、平成十六年二月十日の衆議院予算委員会において、岡田克也衆議院議員の質問に対し、「名目金利と名目成長率の関係について、名目金利の方が高いというふうにおっしゃいましたが、これはちょっと違うと思います。もしも名目金利の方が高いような状況が出現すれば、恐らくどこの国の経済も財政も破綻的な状況になると思います。歴史的に見て、名目成長率と名目金利を比べると、名目金利の方が名目成長率より低い。であるからこそ、基礎的収支を均衡させることによって長期的に財政を安定させることができる。これは、非常に幅広く世界の専門家の間に共有されている考え方であろうかと思います。」と答弁している。これについて、次のとおり質問する。

一 竹中大臣の答弁は、すべての部分について政府の公式見解と考えてよいか。

二 現在内閣府で作業中の経済財政モデルの試算においても、右の考え方を踏襲して作業を行っていると考えてよいか。

  右質問する。