第161回国会(臨時会)
質問第八号 ファイス米国防次官の訪日に伴う在沖縄米軍基地の整理・縮小に係る日米間協議に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。 平成十六年十一月十九日 大田 昌秀
参議院議長 扇 千景 殿 ファイス米国防次官の訪日に伴う在沖縄米軍基地の整理・縮小に係る日米間協議に関する質問主意書 訪日中のファイス米国防次官が十一月十六日、沖縄を訪問し、地元紙では、ホワイト・ビーチ、キャンプ・ハンセン、北部訓練場、トリイ通信施設などの米軍基地・施設を上空から視察し、普天間飛行場に降り立ったと報じられている。ファイス米国防次官は、十一月十七日まで沖縄県に滞在して、このほかに嘉手納基地なども視察したという。 また、ファイス米国防次官はこれに先立つ十一月十五日、防衛庁で大野防衛庁長官や守屋防衛事務次官と、外務省で逢沢外務副大臣や竹内外務事務次官との間でそれぞれ会談をしたと報じられている。この間、小泉総理も大野防衛庁長官も、米軍の再編に係る沖縄の基地問題に関連して、「抑止力の維持とともに、地元(沖縄)の負担軽減を図る。」と表明されてきた。 よって、次のとおり質問する。 一、ファイス米国防次官と大野防衛庁長官及び逢沢外務副大臣との間の会談で、在沖縄米軍基地の整理・縮小について、日本側からどのような提案をし、どのような協議を行ったのか、明らかにされたい。 二、米軍の再編に伴う日米間協議の進展の中、沖縄県民の基地負担軽減をどのように進めていく考えなのか、政府の態度を示されたい。 右質問する。 |