小田急小田原線連続立体交差事業に関する質問に対する答弁書：答弁本文：参議院

第150回国会（臨時会）

答弁書

答弁書第九号

内閣参質一五〇第九号

　　平成十二年十二月十九日

内閣総理大臣　森　喜朗　　　

　　　　　　　参議院議長　井上　裕　殿

参議院議員中村敦夫君提出小田急小田原線連続立体交差事業に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。

　　　参議院議員中村敦夫君提出小田急小田原線連続立体交差事業に関する質問に対する答弁書

一について

　東京都に聞いたところ、都市計画決定された都市高速鉄道第九号線に関する事業のうち平成六年五月十九日に建設大臣が都市計画事業に係る認可をした既設線の連続立体交差化に係る事業（以下「本件連続立体交差事業」という。）に対して東京都が支出した平成六年度から平成十一年度までの各年度ごとの事業費及びその費目は別表第一のとおりであり、これらの額には、本件連続立体交差事業に係る国の補助金及び世田谷区の負担金を含んでいるとのことである。また、御指摘の「一九九四年度から一九九九年度までに支出された公費」には、本件連続立体交差事業のほか、本件連続立体交差事業と同時に東京都が施行している都市高速鉄道第九号線付属街路第三号線、第四号線、第五号線、第六号線、第九号線及び第十号線に関する事業に対して東京都が支出した事業費が含まれているものと考えられるとのことである。

二について

　東京都に聞いたところ、お尋ねの本件連続立体交差事業の事業費のうち用地費については、小田急電鉄株式会社が負担しており、東京都は支出していないとのことである。また、本件連続立体交差事業に対して東京都が支出した平成六年度から平成十一年度までの各年度ごとの工事費の額は別表第二のとおりであり、これらの額には、本件連続立体交差事業に係る国の補助金及び世田谷区の負担金を含んでいるとのことである。
　本件連続立体交差事業に係る工事の各年度ごとの施行区域、施行部分及び施行内容の詳細は把握していないが、本件連続立体交差事業に係る補助金の交付申請に当たって東京都から提出された図面等を基に作成した各年度ごとの工事の施行区域、施行部分及び施行内容の概要は、別図のとおりである。

三について

　本件連続立体交差事業は、都市計画に適合しており、適正に施行されているものと承知している。

四及び五について

　お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、本件連続立体交差事業に対する東京都の支出は、適正に行われているものと考える。