質問主意書

第149回国会(臨時会)

質問主意書


質問第一五号

日本経済に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成十二年八月九日

櫻井 充   


       参議院議長 斎藤 十朗 殿


   日本経済に関する質問主意書

 経済企画庁長官は八月八日の月例経済報告関係閣僚会議に、八月の月例経済報告を提出した。そこで、以下質問する。

一 政府の発表では、景気の現状について「企業部門を中心に自律的回復に向けた動きが続いている」というが、景気が良くなったと実感している国民は依然として非常に少ない。政府の景気判断と国民の実感が乖離しているのはなぜか。

二 森内閣発足後、日経平均株価は約五〇〇〇円、TOPIXは約三〇〇ポイント下がっている。この原因は何か。この株の下落は、日本経済にどのような影響を及ぼすのか。また、株価の下落に対して政府はどのような対策を講ずるのか。

三 現在の経済状況において、ゼロ金利を解除した場合のメリット、デメリットを示されたい。

四 日本は一九九九年十二兆円強の経常黒字を上げているにもかかわらず、一九九九年末の日本の対外純資産は、一九九八年末と比較して四十九兆円減少して、八十五兆円となった。減少した原因は何か。

  右質問する。