質問主意書

第142回国会(常会)

質問主意書


質問第一五号

電気製品のほこり付着による火災対策に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成十年五月二十六日

小川 勝也   


       参議院議長 斎藤 十朗 殿


   電気製品のほこり付着による火災対策に関する質問主意書

 パソコンなど電気製品の普及にともない、コンセントや基盤へのほこりの付着が原因と見られる火災(トラッキング火災)が増加している。このうち、コンセント周りからの出火は、平成七年度の消防庁発表の資料によると、全国で三五四件にものぼり、およそ一日に一件発生している状況である。
 コンセント周りからの出火防止対策は比較的少ない費用で効果が期待できるものと思慮する。民間企業からは、すでにコンセント周りからの出火対策商品が販売されているが、政府としてさらに対策を検討し、必要な措置を講ずる必要があると考える。そこで、以下の通り質問する。

一、トラッキング火災、とりわけコンセント周りからの出火に関し、過去五年間の統計を示されたい。

二、トラッキング火災、とりわけコンセント周りからの出火にどのような検討、対策をとっているか。

三、トラッキング火災、とりわけコンセント周りからの出火対策として民間企業が開発、販売している商品の普及を推進する考えがあるか。また、民間企業の取り組みについてどのように対応していく考えか。

  右質問する。