第113回国会(臨時会)
質問第二一号
在沖縄米軍基地に係わる沖縄県民の抗議、要請、意見書等に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。 昭和六十三年十二月二十七日 喜屋武 眞榮
在沖縄米軍基地に係わる沖縄県民の抗議、要請、意見書等に関する質問主意書 先に、私が九月十三日付けの質問主意書で質したように、昭和六十三年中の沖縄における米軍の演習はことの外激しく行われた。その結果、県民に多大な不安と実害を及ぼしたことは、周知のとおりである。今や、百二十万県民の、激しい怒りと不安の声は、「沖縄は、戦場ではない」「沖縄県民は、米軍演習の標的ではない。一切の米軍の演習は直ちにやめて軍事基地を撤去せよ」との世論の声となつて拡がつている。しかるに政府は、その際の答弁(内閣参質一一三第八号)において、「沖縄における米軍演習に関し、必ずしもその全貌を把握するものではない」とか、米軍は、日米安保条約の目的達成のために「必要な訓練を実施しているものである」とか、どこの国の政府かわからないようなよそよそしく、形式的な答弁をしているに過ぎない。
右質問する。 |