第108回国会(常会)
質問第一六号
米戦闘機のミサイル落下事故に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。 昭和六十二年四月二十一日 吉川 春子
米戦闘機のミサイル落下事故に関する質問主意書 去る四月三日、広島・島根両県境上空を飛行中の米海兵隊岩国基地所属の戦闘機F4ファントムが同基地に帰投中、ミサイルを落下させるという重大事故が発生した。
一 ミサイルの落下地点に関する情報について 現在に至つてもミサイルが発見されていないため、住民はミサイル落下地点に関する正確な情報を強く求めている。
1 飛行目的
二 事故原因と米側の責任について この落下事故は米軍によつて引き起こされたものであり、日本国民に不安を生じさせた米側の責任は免れない。よつて政府は、米側に責任の所在と原因の徹底究明、公表を要請すべきであると考えるが以下の点について明らかにされたい。 1 ミサイル落下の原因は、「何らかの事故によりミサイルのとめ金が外れたため」と報道されているが、ミサイルは通常の飛行中は戦闘機に厳重に固定されており、落下することはありえない。とめ金がはずれたというのは、同機が射撃操作姿勢で飛行していたためではないのか。
三 捜索の体制、方法、手段等について 以下の諸点について明らかにされたい。 1 事故発生時より現在までの・米軍、警察、自衛隊それぞれの毎日の捜索人員数、ヘリコプター等の実働機数
右質問する。 |