質問主意書

第101回国会(特別会)

答弁書


答弁書第二六号

内閣参質一〇一第二六号

  昭和五十九年五月二十五日

内閣総理大臣 中曽根 康弘   


       参議院議長 木村 睦男 殿

参議院議員秦豊君提出米戦略爆撃機B52と自衛隊機との戦術技量向上のための訓練に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。


   参議院議員秦豊君提出米戦略爆撃機B52と自衛隊機との戦術技量向上のための訓練に関する質問に対する答弁書

一について

 航空自衛隊は、昭和五十七年八月から、九州西方空域において、米空軍のB-52を目標機とする電子戦訓練を月に数回実施してきている。

二及び三について

 この訓練は、航空自衛隊の戦闘機がB-52のターゲット・サービスを受けて電子妨害状況下での要撃行動を演練するために行つているものであり、このような電子戦訓練以外の訓練を実施する計画は現在のところない。

四及び五について

 この訓練は、高度の電子戦能力を有するB-52が我が国近辺に飛来する際に、公海上の訓練空域において実施するものであるが、九州西方空域以外の空域での訓練については現在のところ不明である。

六について

 この訓練は、特定の航空機を想定したものではなく、航空自衛隊の電子戦に関する戦術技量の向上を目的として実施するものである。