質問主意書

第101回国会(特別会)

答弁書


答弁書第一六号

内閣参質一〇一第一六号

  昭和五十九年五月十五日

内閣総理大臣 中曽根 康弘   


       参議院議長 木村 睦男 殿

参議院議員中山千夏君提出陸上自衛隊立川飛行場におけるC1輸送機の経験飛行に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。


   参議院議員中山千夏君提出陸上自衛隊立川飛行場におけるC1輸送機の経験飛行に関する質問に対する答弁書

一及び二について

 防衛庁は、災害時において立川飛行場を利用してC-1輸送機による人員・物資の輸送を行うこととしており、そのため、平素から同機の操縦者に対し、滑走路上空を低空で飛行するローアプローチ及び離着陸を経験させておくことが不可欠である。
 防衛庁は、昭和五十七年十月からおおむね月一回の割合でローアプローチ訓練を実施してきており、これにより操縦者は、同飛行場及び周辺地域の地形慣熟等の成果を得てきている。
 しかし、災害時においてC-1輸送機を効果的に運航するためには、操縦者の離着陸訓練も行つておくことが不可欠であるため、今後できるだけ早く、ローアプローチを含む離着陸の飛行訓練を開始したいと考えている。

三について

 C-1輸送機は、航空自衛隊の輸送航空団及び航空実験団が装備しており、入間、小牧、岐阜、美保の各基地に配備されている。C-1輸送機の離着陸時の音響の強度は、次のとおりである。

図 表

四について

 進入表面及び転移表面の上に出る高さの物件は、建物、塔屋、家庭用テレビアンテナ、金属性ポール、煙突、避雷針、電柱及び樹木である。なお、水平表面の上に出る高さの物件は、存在しない。