質問主意書

第92回国会(特別会)

答弁書


答弁書第二号

内閣参質九二第二号

  昭和五十五年七月二十九日

内閣総理大臣 鈴木 善幸   


       参議院議長 徳永 正利 殿

参議院議員鈴木一弘君提出社会福祉施設のあり方と整備に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。


   参議院議員鈴木一弘君提出社会福祉施設のあり方と整備に関する質問に対する答弁書

一及び三について

 社会福祉施設の整備については、在宅福祉サ-ビスの充実の重要性、社会福祉施設に対する需要の変化等を勘案しつつ各般の施策を推進してきており、今後においても、地域の実情に即し、均衡のとれた計画的な整備を図ることが重要であると考えている。

二について

 在宅福祉サービスの充実の重要性にかんがみ、従来より通所援護施設、デイケア施設、短期収容施設、福祉センター等の通所利用施設の整備を図つてきているところであるが、今後とも地域の実情に即しつつ、こうした施設の整備、充実に努めてまいりたい。

四について

 社会福祉の充実を図るためには、福祉活動に対する地域住民の主体的な参加を促進することが重要であり、その条件整備を図る観点から、従来よりボランティア活動及び社会福祉協議会活動への助成等の施策を進めているところである。

五について

 有料老人ホームの規制強化については、民間の創意工夫を生かし、行政庁の介入は必要最少限にとどめるべきとの基本的な考え方から種々調整すべき問題があり、慎重に検討してまいりたい。