質問主意書

第91回国会(常会)

答弁書


答弁書第九号

内閣参質九一第九号

  昭和五十五年四月八日

内閣総理大臣 大平 正芳   


       参議院議長 安井 謙 殿

参議院議員竹田四郎君提出東海道線大船-東京間通勤混雑緩和に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。


   参議院議員竹田四郎君提出東海道線大船-東京間通勤混雑緩和に関する質問に対する答弁書

一から四までについて

 日本国有鉄道は、東海道本線の大船駅・東京駅間における通勤時間帯の混雑緩和を図るため、本年十月一日から横須賀線の電車については、東海道本線の線路のうち、現在東海道本線の電車と併用している線路とは別個の線路を使用して運転を行うこととしており、現在、そのための運転本数、停車駅等を内容とするダイヤ改正計画を策定する作業を本年六月の完了を目途に鋭意進めているところと聞いている。
 なお、朝の最混雑時間帯における一時間当たりの上りの運転本数については、両線の電車ともそれぞれ三又は四本を増加させることを目途に検討しているところと聞いている。
 戸塚駅・品川駅間及び横浜駅・品川駅間のキロ数は、現在使用している線路による場合はそれぞれ三十四・一キロメートル及び二十二・〇キロメートルであるが、新しく使用する線路による場合はそれぞれ約三キロメートル増えることとなる。

五及び六について

 ダイヤ改正計画の策定に当たつては、大船駅・東京駅間における通勤時間帯の混雑を緩和するよう運転本数、停車駅等に十分配慮していると聞いている。
 なお、大船駅・東京駅間において新たに横須賀線の電車が使用する線路のキロ数は現在使用している線路のキロ数よりも約三キロメートル増えるため、これに伴い五分程度の運転時分の増加は不可避であると聞いている。