質問主意書

第87回国会(常会)

答弁書


答弁書第一四号

内閣参質八七第一四号

  昭和五十四年五月二日

内閣総理大臣臨時代理             
国務大臣 江崎 真澄   


       参議院議長 安井 謙 殿

参議院議員喜屋武眞榮君提出沖繩振興開発計画に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。


   参議院議員喜屋武眞榮君提出沖繩振興開発計画に関する質問に対する答弁書

一について

 沖繩振興開発特別措置法を延長するかどうかについては、沖繩振興開発計画の目標達成状況、沖繩の経済社会情勢などを十分勘案して行う必要があるので、今後、そのための種々の調査を進めるとともに、沖繩振興開発審議会等において検討審議を願い、これらの結果を踏まえて結論を出したいと考えている。

二について

 沖繩の復帰以来、社会資本の整備など本土との格差是正や自立的発展の基礎条件の整備については、沖繩振興開発計画に基づき大幅な投資を継続し、生活環境施設、産業基盤施設、教育施設等の公共施設全般について、おおむね本土水準に達するよう整備を進めているところである。
 なお、最近の主要な公共施設の整備状況を示せば別表のとおりである。
 今後は、過去七か年の沖繩振興開発計画の実績を踏まえて、残された三年間で何をなすべきかを検討し、現計画の終了時には十分実績をあげるべく、引き続き、住宅などの生活環境施設の整備、農業基盤整備などの産業基盤施設の整備、医療・福祉の充実、水資源の確保等に努め、住民の生活及び職業の安定並びに福祉の向上に最善の努力を払う所存である。

別 表