第78回国会(臨時会)
答弁書第三号
内閣参質七八第三号 昭和五十一年十月二十二日 内閣総理大臣 三木 武夫
参議院議員野末陳平君提出住宅ローン返済方式に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。 参議院議員野末陳平君提出住宅ローン返済方式に関する質問に対する答弁書 一について 我が国において、現在住宅ローンの償還方式として元利均等方式が一般化しているのは、元金均等方式に比べて、元利均等方式の方が、利用者にとつて返済しやすく、かつ、多額の借入れが可能となるなど、利用者のニーズにより適合していることによるものと考えられる。 二について 住宅ローンの償還方式については、それぞれの金融機関が利用者のニーズの動向を参しやくしつつ決定しているところであり、政府がこれに関して指導することは考えていない。 三について 近年住宅ローンについては、元利均等方式のみを採用する金融機関が増えているが、これは利用者のニーズが元利均等方式に向つていること等を勘案した結果と思われる。 |