第76回国会(臨時会)
答弁書第二二号
内閣参質七六第二二号 昭和五十年十一月二十一日 内閣総理大臣 三木 武夫
参議院議員秦豊君提出陸上自衛隊第一空挺団に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。 参議院議員秦豊君提出陸上自衛隊第一空挺団に関する質問に対する答弁書 一、について 第一空挺団は、隊員数約一、三五〇人で、団本部、普通科群、特科大隊等から成る。 二、について 第一空挺団長陸将那須明(大正九年一一月二五日生・五五歳)の経歴は、次のとおりである。 本籍 栃木県
三、について 空挺訓練生となるためには、所定の体力検査、身体検査及び適性検査に合格することが必要であり、更に陸曹については三五歳以下、陸士については二七歳以下の年齢制限をしている。
四、について 空挺隊員として勤務するには、基本降下課程及び降下長課程から成る空挺基本訓練課程を修了することが必要である。
(1) 基本降下課程の期間は、約五週間であり、地上準備訓練及び降下訓練を主として教育している。
五、について 公表すべき性格のものではないので、答弁は差し控えたい。 六、について 東京地方(関東地方南部)に大震火災が発生した場合の訓練においては、第一空挺団は、東部方面総監の指揮の下に、主として江東地区において救援活動を行うこととしてその訓練を実施した。 七、について 東京地方(関東地方南部)に大震火災が発生した場合の訓練の想定においては、重要施設又は重要人物等について触れていない。 八、について 第一空挺団の隊内に「三島研究会」又は「国体研究会」なる研究、活動グループは、現存していない。
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