第76回国会(臨時会)
答弁書第一〇号
内閣参質七六第一〇号 昭和五十年十月二十四日 内閣総理大臣 三木 武夫
参議院議員野末陳平君提出松くい虫の被害に関する再質問に対し、別紙答弁書を送付する。 参議院議員野末陳平君提出松くい虫の被害に関する再質問に対する答弁書 一、について 昭和四十九年度の松くい虫による被害額は、各都道府県の被害量に、日本不動産研究所の調査による山元立木価格を乗じて得た額、約八十四億円である。 二、について 松くい虫被害防除に関する最近五箇年の予算は、別表一のとおりである。 三、について 松くい虫被害防除に関する昭和四十九年度都道府県等予算額は、別表二のとおりである。 四、について 松くい虫が異常にまん延して森林資源に重大な損害を与えるおそれがある民有林(国有林以外の森林をいう。以下同じ。)については、都道府県知事からの報告等その協力を得て、農林大臣が駆除命令又は駆除措置を行うこととし、その他の民有林については、都道府県知事が駆除命令又は駆除措置等を行うこととしている。これら駆除命令等の実施に当たつては、現地での防除方法の指導につき協力を要請する等、関係地方公共団体との連係を密にしているところである。 五、について 民有林における松くい虫の防除については、その計画的実施のため、農林省において調整を行つているところである。また、国有林における松くい虫の防除については、当該国有林の所管省庁においてそれぞれ計画的に実施しているところであるが、その実施に当たつては、農林省において関係省庁と連係の上、調整を図つているところである。 六、について 千葉県、静岡県、岡山県、大分県の松くい虫防除に関する国及び県の昭和四十九年度の予算は、別表三のとおりである。 |