質問主意書

第76回国会(臨時会)

質問主意書


質問第二二号

陸上自衛隊第一空挺団に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和五十年十一月十四日

秦 豊   


       参議院議長 河野 謙三 殿


   陸上自衛隊第一空挺団に関する質問主意書

 千葉県習志野市に駐屯する最も精強な第一線部隊第一空挺団の現状について防衛庁当局最新の資料によつて的確な答弁を期待する。

一、第一空挺団の隊員数及び部隊編成

二、空挺団長、那須陸将の経歴

三、入隊者選抜の基準、特に一般兵科隊員との比較(知力、体力等)をも明らかにされたい。

四、入隊から教育・訓練完了にいたる各段階ごとにその内容と期間、時間数等を示されたい。

五、空挺団員の標準的弾薬携行量は幾日分、幾百発か。

六、昨今しきりに行われている地震訓練での第一空挺団の担務はいかなるものか(首都東京を想定した場合)。

七、関連してこの訓練の想定に云う重要施設或いは重要人物等のリスト・アップを行つた事実があるか。

八、第一空挺団の隊内に「三島研究会」又は「国体研究会」なる研究、活動グループが現存しているのか。その規模の消長、研究の内容などについて把握はされているのか。
 又それらのグループが第一空挺団のみならず横断的な連絡、接触を行つている形跡はあるのか、明らかにされたい。

  右質問する。