質問主意書

第76回国会(臨時会)

質問主意書


質問第七号

石油業界再編成に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和五十年十月二日

秦 豊   


       参議院議長 河野 謙三 殿


   石油業界再編成に関する質問主意書

一、通産省が進めている総合エネルギー調査会、石油部会の石油業界再編成についての作業は当初十月末を目途としていたはずだが、成案を得る見通しが持てるか、どうか。

二、石油業界は概して再編成よりは製品価格の引上げを熱望しており、再編成そのものについては主体的に振舞おうとはしていない。
 事実ここで安易に価格の引上げを認可してしまえば業界再編の契機、機運は決定的に後退するのではないか。通産省としての見解を伺いたい。

三、通産省はいま、コンビナート・リファイナリー九社に対してそれぞれの採算コストを補償する方式を採ろうとしているのか。
 若しそうであるとすればこれは形を変えた値上げ政策の肯定ではないのか。
 又、前記、再編成路線とは明らかに矛盾するのではないか。真意を伺つておきたい。

  右質問する。