第75回国会(常会)
質問第一八号
沖繩県浦添市の米国在郷軍人施設(VFWクラブ)用地に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。 昭和五十年六月三十日 喜屋武 眞榮
沖繩県浦添市の米国在郷軍人施設(VFWクラブ)用地に関する質問主意書 沖繩県浦添市字小湾二番外四一筆(五八七三坪、地主二六人)に存在するVFWクラブの施設用地の明渡し及び復元補償については地主側からたびたび要請がくり返されているはずであるが、未だに解決をみないのは遺憾である。
一、前述のように、本件につき日本政府と米国土地損害賠償審査委員会の見解が明らかに異なつているが、一体どちらの見解が正しいのか。日本政府の見解が正しいというのであれば、明確な証拠に基づいて証明して貰いたい。
二、また、仮に日本政府の見解が正しいとしても、前述のように、米国政府にその復元補償の義務がないとする米国土地損害賠償審査委員会の決定をみた以上、日本政府にその損害救済を求める以外に地主側に残されたみちはないと思われる。そこで政府は、本件土地の即時明渡し及び復元補償につき早急に適切な措置を講ずべきであると思うがどうか。 右質問する。 |