第10回国会(常会)
答弁書第七号 内閣参質第七号 昭和二十六年三月二十七日 内閣総理大臣 吉田 茂 参議院議長 佐藤 尚武 殿 参議院議員鈴木直人君提出農業機械課設置に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。 参議院議員鈴木直人君提出農業機械課設置に関する質問に対する答弁書 農業機械化は農業の近代的能率化の中心的手段として、わが国農業生産力増大のためにも、国際農業との関連においても極めて緊要な問題であることは御指摘の通りである。 政府においても興農政策の根本的問題として重要視し、利用改善、普及奨励、試験研究調査等につき各種の施策を講じ、財政金融的にも必要対策を検討している。 然しながらこれに関する行政施策は耕種技術及び経営経済的条件と密接に関連するので、これと連けい、並行して企画、実施されることが適切と思われるので、行政機構も右の主旨によつて整備する必要があるが、農業機械課の設置はなお時期尚早であると考える。 |