質問主意書

第7回国会(常会)

答弁書


答弁書第二七号

内閣参質第一五号
  昭和二十五年二月十四日

内閣総理大臣 吉田 茂      


       参議院議長 佐藤 尚武 殿

参議院議員小川友三君提出国立病院の運営状況に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員小川友三君提出国立病院の運営状況に関する質問に対する答弁書

 国立病院の業務は、昨年七月特別会計実施後も着々と堅実な運営を図つておりますが、これを収支の面より見ますると、七月より十二月まで六ケ月間の実績で、収入額は、病院収入が十二億一千七百五十四万八千余円、一般会計よりの繰入金四億二千二百八十九万一千余円併せて十六億四千四十三万九千余円でありまして、これに対する支出額は、十四億百十五万七千余円でありますので差引二億三千九百二十八万二千円の剰余を生じたことになりますので、支出未済額と一月以降多少患者の減少に伴う歳入減を考慮に入れましても本会計年度におきまする収支の均衡は、保てるものと考えております。なお今後の運営方針につきましては、一層適正な医療を普及するため、人的物的に施設の充実整備に努め、他の医療施設に対しては差当り治療研究、病理検査等につき、有機的な連絡を保ち国民の医療に貢献したいと思つております。