質問主意書

第5回国会(特別会)

質問主意書


質問第七十八号

病院改称に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十四年四月二十一日

姫井 伊介      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   病院改称に関する質問主意書

 病院という名称は、病者の集まる所ということで、ことさら、病者に暗い気持ちを与える。心療上にも好くない。
 病院は、病気の治る所という明るい希望を持たせる名称とすることが望ましい。
 「ホスピタル」の語原語意から言つても、病院という訳語は当らない。
 言いなれない名称はいけないという説もあるが、悪るいものは改めることが進歩である。改称すれば直ぐ言いなれるものである。(たとえば産姿を助産婦というように)
 そこで「○○荘」とかいう飾称は用いられて居るが、法定語としては、「病院」を「治療院」とでも改めてはどうであろうか。(診療所又は療養所との区別は付く)

  右に対する処見を問い、文書答弁を求める。