質問主意書

第5回国会(特別会)

質問主意書


質問第四十六号

夕張川に発電ダム建設に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十四年四月二日

小林 米三郎      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   夕張川に発電ダム建設に関する質問主意書

 夕張川は本道主要の河川にして最近の電力危機に伴いこれを開発するは刻下の急務にして河川の性情等よりして発電施設は極めて容易にして、これにダムを建設すれば相当量の電源を開発し炭鉱その他の電力の充足をなし工業の発展に寄与するところ極めて大なるものあり。又この沿岸たる角田村、長沼村、由仁村、栗澤村及び幌向村の約一万町歩の水田地帯は灌漑用水の給源としてその恩恵に浴し、又年々危機に襲われおる水害の防止となりここに電力の開発と食糧増産、水害対策の三点よりして本ダムの建設は極めて重要施策と信ず。よつて政府において本ダム建設に対する施策ありや否や、所見を問う。