質問主意書

第2回国会(常会)

答弁書


答弁書第四十号

内閣参甲第四〇号
  昭和二十三年三月二十五日

内閣総理大臣 芦田 均      


       参議院議長 松平 恒 雄殿

参議院議員小川友三君提出茶増産に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員小川友三君提出茶増産に関する質問に対する答弁書

一、茶園の新植は食糧作物の作付に適しない急傾斜地、強酸性地帯等を選んで行う一方、畑作物の防風、防寒を兼ねた畦畔茶園の造成を図りたい。

二、農家の植木塀(生籬)で防火、防風、家庭燃料等の顧慮を要しない場合はこれを茶樹で置換えることは茶の自給上結構である。

三、農林省では昭和二十二年度から国営の茶原種農場を設置し目下優良母樹の育成途上にあるが将来ここで採種される種子は地方の採種圃に配布されここで更に拡大生産がなされてから実費で農家の需要に応ずる様考慮しておる。