質問主意書

第2回国会(常会)

質問主意書


質問第百三十三号

国家財政と闇菓子に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十三年六月十一日

小川 友三      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   国家財政と闇菓子に関する質問主意書

一、政府は財源の最大なるものに菓子類のあるを発見すべきである、現下日本の菓子の消費は一千億万円にも及んでおる、この菓子を専売にすれば五百億万円の収入が国家財政を助けるが政府の処見を問う。

二、たばこの売上に数倍する消費がある闇菓子類を年数回、検挙するも翌日より市内に再び氾乱するは消費力の偉大に対する闇商人の再興である、主食物を消費するので政府は専売困難と考えるが、国家財政救済の立場より立法上何等か方針を樹立すべきだが芦田内閣諸公の処見を問う。

  右質問に対し速かなる答弁を求む。